通いやすい教室を選ぶか、安心して通える教室を選ぶか?
賃貸住宅の物件を探す際には「駅からの近さ」は非常に重要なポイントですが、着付け教室を探す際にも同じことがあてはまるのでしょうか?
一度も着付け教室に通った経験がない方なら、「駅から近いほうがよい」と考えるのは当たり前かもしれません。
しかし、駅から近い物件なら家賃が高くなるというデメリットもあるように、着付け教室にも探し方の条件次第で様々なメリットとデメリットがあります。
駅近の大手着付け教室のメリットとデメリット
通いやすく、通学に便利というメリット
駅近の着付け教室のメリットは、アクセスがよく乗り換えも便利な駅の近くに教室があるため、どなたでも通いやすく、通学に便利なことです。
夕方以降に開催している教室であれば、会社帰りにそのまま教室に通うこともできるため、忙しい方には特に便利です。
授業料が無料もしくはワンコイン(500円)と格安の場合も
また、駅近のビル等のテナントに入居しているような着付け教室は、基本的には大手の着付け教室ですので、様々な場所に教室がありますし、授業料が無料だったり、ワンコイン(500円)程度と低価格だったりといったメリットもあります。
強制的な販売が起こりやすくなってしまうデメリット
一方で、駅周辺のビルなど、立地のよい場所にある着付け教室の場合、教室の家賃が高額なため、無料やワンコインの授業料だけでは着付け教室を運営することはできません。
そのため、そのような着付け教室では、生徒に着物や帯を買ってもらわなければ運営が成り立たず、着付け講師には販売目標やノルマが課され、結果的に強制的な販売が起こりやすくなってしまいます。
駅近の教室の全てが強制的な販売や押し売りをしているわけではありませんが、無料や低価格の教室の場合、高額な家賃を支払うためには、着物や帯を売らなければならない仕組みであることは理解しておいたほうが賢明です。
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自宅で教える個人教室のメリットとデメリット
駅から遠い場合や場所がわかりにくい場合も
着付け講師が自宅で指導する個人教室の場合は、基本的には住宅地に教室があるため、必ずしも駅からのアクセスがよいわけではありません。
また、自宅を教室にしているため、プライバシーの観点からホームページなどに詳細な場所を公開していない場合もあります。
教え方や教える内容は講師によって異なる
教え方や教える内容は講師によって異なりますので、個人の着付け教室を選ぶ場合には、その講師がどのような資格を持っているのか、どのようなカリキュラムで教えているのかなどをホームページで確認しておくと安心です。
強引な勧誘や押し売りを行う必要がなく安心
しかし、自宅で教える個人教室の場合、教室を始めるからといって新たに家賃が発生するわけではありませんので、着物や帯を売らなくても赤字になりませんし、販売目標や売り上げのノルマが課されることもありません。
つまり、講師は着付けの指導だけに集中すればよく、組織的に強引な勧誘や押し売りを行う必要はありません。
アットホームな雰囲気で楽しく授業が受けられる
さらに、自宅なので必然的に少人数での指導となり、アットホームな雰囲気で楽しく授業が受けられるのも個人の着付け教室のメリットです。
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