なぜ、着付け教室で嫌な思いをするのか?
押し売りは着付け教室での主なトラブルですが、実際に着物を買わされなくても、嫌な思いをする場合があります。
生徒の着物にケチをつけたり、嫌味を言ったりする理由
「この着物は時代遅れで、今はこんなものは着ない」
これから着物の勉強を始めようという時に、着付け講師からこのような嫌味を言われるのは本当に悲しいものです。着付け教室に通おうと思った時のワクワクした気持ちはあっという間に消え去ってしまい、後には嫌な気持ちしか残りません。
親切心ではなく、新しい着物を買ってもらうための口実
きちんと着物の勉強を進めていけば、自分の着物がどんなものなのか、どんな生地でどういう時や場所に着るのがふさわしいものなのかは次第に分かるようになります。
しかし、まだ何も分からないうちからこんなことを言われるのは、親切心などではなく、まだ着物に詳しくない人に新しい着物を買ってもらうための口実なのです。
厳しいノルマが講師を嫌な人間に変える?
なぜ、着付け講師はそんな嫌味を言ってまで、着物を買ってもらわなければならないのか?
もともとの性格に問題がある場合もありますが、着付け講師が嫌な人間に変わってしまうのは厳しい販売ノルマが課されているからではないでしょうか。
買わない生徒への態度が冷たくなる人間心理
どんなにノルマが課されていても、本当に思いやりのある講師であれば、着物を買ってくれる人にも買ってくれない人にも公平に接してくれると思います。
「タダで教えてあげているのに」という気持ち
しかし、全く買う気のない生徒がもし無料やワンコイン(500円)で通ってきているとしたら、「タダで教えてあげているのに」とか「たったの500円で教えてあげているのに」という気になってしまうのが人間心理なのかもしれません。
無料やワンコインの着付け教室の気軽さは魅力的ですが、その反面、こういったリスクがあることも理解しておく必要があるでしょう。