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良心的な着付け教室とは?

特殊な着付け小物の使用を強制しない

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着付けを補助するための特殊な着付け小物は本当に必要?

着付けの方法には、昔ながらの伝統的な着方から、きもの学院が独自に開発した着付け小物を利用した着方まで、様々な着方があります。

したがって、どのような着付け小物が必要になるかは着方次第であり、必ずしも特殊な着付け小物が必要というわけではありません。

お揃いの小物を全員に販売する目的で運営されている着付け教室も

きもの学院独自の特殊な着付け小物の中には、確かに便利なものもありますが、着付け教室によっては、独自の着付け小物の使用を前提としたカリキュラムを作成し、その特殊な小物と着物などをセットにして売りつけることを目的に運営されている事例もあります。

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強制的に買わせず、自分の小物があれば持ってきてもらう

着付け教室には全くの初心者だけが習いにくるわけではありません。着物は持っていても今までは人に着せてもらっていた方や、もっと上手に着られるようになりたい方など、持ち物や技術レベルに個人差があります。

一度も着物を着たことがなくても、お母さんや親戚から着物や帯、着付け小物一式をもらって、道具は全て揃っている方もいます。

全員が着付け小物を持っていないのであれば、お揃いの小物を買ってもらってもいいかもしれませんが、実際には道具を持っている方も少なくありません。

そういった事情を考えると、既に自分の着付け小物を持っている場合は、新しく同じような小物や独自の着付け小物を買わせるのではなく、使えるものがあれば、自分の小物を使ってもらうほうが良心的だと言えるでしょう。

特殊な小物を使わなくても着物はきれいに着られる

特殊な小物を使わなくても、腰紐や伊達締めなど市販されている一般的な小物だけでも着物はきれいに着られます。

また、着物の着方については、親から受け継がれた伝統的な着方でも、専門的な着物学院で取得された着方でも、きれいに着られるのであれば、やり方や特殊な道具にこだわる必要はありません。

道具はあくまでも着物をきれいに着るための「手段」であり、「目的」は一人できれいに着物が着られるようになることです。

便利な着付け小物は、着付けの時間短縮などのメリットもありますが、使うかどうか(そして、購入するかどうか)はあくまで本人が判断することであり、教える側が強制するようなことではありません。

着付けに必要な道具や小物類は事前にお知らせしておく

着付けの道具や準備品などは最初に必要な着付け小物をお知らせして、使えるものがあれば持ってきてもらったほうが、無駄もなく経済的です。

また、市販されている一般的な着付け小物なら、サイズや用途などが間違っていなければ、よそのお店で買ってきた小物の使用を断る理由もありません。

独自の小物の購入ついては、あくまで本人の希望に応じて、すでに似たような小物を持っている場合は自分の着付け小物を選べることが大切です。

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