色留袖

良心的な着付け教室とは?

コーディネート体験会など授業と称した販売会へ生徒を強制参加させない

更新日:

買いたくない人を販売会に強制参加させるから「押し売り」につながる

無料やワンコインの着付け教室は最初にかかる費用が安く通いやすいため、テレビCMやチラシなどの広告を見て気軽に入学する方が多いのが特徴です。

参加必須の販売会が押し売りトラブルの引き金に

しかし、気軽に入学できる一方で、授業のカリキュラムに参加必須のセミナーやコーディネート体験会と称した販売会が組み込まれている場合、買いたくない人も必ず販売会に参加しなければなりません。

色留袖
授業の中に販売会が組み込まれている着付け教室

着付け教室のカリキュラムに参加必須の「販売会」がある!? 最近の着付け教室は5~10回程度の短期間のコースが主流になりつつあります。 短期間で学べることは消費者にとって決して悪いことではありませんが、 ...

続きを見る

「押し売りはしません」と宣言するだけでは解決しない問題

実は、押し売りの問題はホームページやチラシに「押し売りはしません」と書いてあるだけでは解決しません。

事前に講師から「売り込みはしない」との説明があったにも関わらず、押し売りの被害が起きている事例が国民生活センターにも寄せられています。

訪問着
着付け教室での押し売りがなくならない理由

ホームページやチラシに「押し売りはしない」と書いてあれば安心!? 着付け教室での押し売りは国民生活センターにも多くの相談が寄せられているトラブル事例です。 セミナー(販売会)で執拗な勧誘を受ける 以下 ...

続きを見る

押し売りが起こらない仕組みこそが必要

「押し売りはしません」とホームページに書いてあっても、押し売りされてしまうのなら、消費者は何を判断基準に着付け教室を選べばよいのでしょうか?

授業と販売会を明確に分け、カリキュラムに販売会を組み込まない

授業のカリキュラムに販売会が組み込まれていれば、生徒は販売会への参加が必須となります。そうすると、買いたくない人まで本人の意思に関係なく、販売会に参加しなければなりません。

まぎらわしい名前で販売会であることを隠さない

セミナーやコーディネート体験会など授業のような名前であっても、販売会には着物や帯のメーカーや問屋など様々は販売担当者が待ち受けており、相手は売る気満々で接客を行いますので、全く買う意思のない人にとっては迷惑です。

販売会への参加を強制しない。参加は希望者のみとする

押し売り等のトラブルを防止するには、買う意思のない人を販売会へ連れていかないことが一番です。

買う意思のない生徒に売ろうとするから、生徒は嫌な思いをするのであり、一方的な押し売りと感じるのではないでしょうか。

展示会や販売会は参加希望者のみにすることで、未然にトラブルを防ぐことができますし、そういった対応ができる教室こそが良心的な着付け教室ではないかと考えています。

 

-良心的な着付け教室とは?

Copyright© 着付け教室ナビ , 2024 All Rights Reserved.